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インドの神様(シヴァ神)

ブラフマー(創造神)、ビシュヌ(維持神)、シヴァ(破壊神)という3体が、世界を形づけている三大神とされています。

 

創造・維持・破壊の3つの力の均衡がとれることで、個人や社会、世界全体のバランスが整います。

創造➡維持➡破壊をお金の流れに例えると、お給料をもらう(手に入れる)➡貯める➡使う(消費する)といった具合でしょうか。

創造する力は、未来を切り開くためのもの。

維持する力は、安定を生みます。

破壊の力は、世の中の苦しみからの解放です。

ヨガでは、煩悩(クレーシャ)こそが苦悩の原因と説いています。

そして、煩悩の中の最も大きなものは無知であり、間違った認識こそが全ての苦しみの原因です。

ヨガをおこなうことによって、自分を苦しめる原因を破壊していきます。

インド神話では、瞑想にふけるシヴァ(破壊神)に、妻のパールヴァティが彼の目を後ろから目隠しをし(いたずらをし)、その時、世界は真っ暗闇になったと語られています。そしてその後、シヴァの額は避けて、第三の目が宿ったそうです。その時発光した光は、周りを焼けつくすほどの強烈な光を放ちました。

目に見えるもの、見えないもの。第三の目で何を見るのか?

破壊神というと、なんだか怖そうなイメージですが、シヴァ(破壊神)の最大の特徴でもある額にある第三の目は、私たちに本来の在り方を示しているのかもしれません。