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四住期

四住期(しじゅうき)をご存じですか?

 

人生を四つに区切る古代インドの人生論です。

 

●第一ステージを、「学生期」(がくしょうき)

8歳~25歳とし、生きるための術を、目上の人からの助言をを聞きながら学び、

独り立ちを目指します。

 

●第二ステージを、「家住期」(かじゅうき)

25歳~50歳とし、社会人として、またパートナーとの結婚、子育て、家族への責任が生まれ、大切に信仰を深める時期です。

 

●第三ステージを、「林住期」(りんじゅうき)

50歳~75歳とし、家族や社会のために働いた人も、その役目を終え、しがらみからの解放、自分の内面と向き合い成熟を目指す時期です。子供たちも自立し、定年を迎えた後にどのように生きるか、充実した人生を歩みます。迷いが晴れ、自分らしく生きる時期です。

 

●第四ステージとして、「遊行期」(ゆぎょうき)

75歳からは四住期のラストステージ、人生の終焉に向けて準備をする時期です。インドでは、この世の執着を手放し、巡礼を通して、悟りを求める時期と言われています。終活という言葉が流行っていますが、悔いのないように大切な人と過ごしたり、身辺整理をする時期です。

 

教えでは、三つ目の林住期が、人生の最高の期間と言われています。五木寛之さんの「林住期」という本も出ていますね。

 

学び、責任を務め、自分らしさを追い、執着を手放す。

振り返った時、良い人生を送れたと思いたいものです。